関数電卓の「n進数変換」って、難しいの?【試験勉強対策編】

n進数変換もラクラク パソコン・関数電卓

情報系学部(理系:情報工学)では、数値を2進数、8進数、10進数、16進数に変換する問題がよく出ます。

試験前にあわてて計算の練習をしたことはありませんか?

ぷち
ぷち

計算したけど、答えは合ってるかなぁ・・・

自分の計算があっているかどうか、気になりますよね。

そんなとき、関数電卓でささっと答え合わせができると便利です。

ただ、関数電卓の使い方って、慣れるのに時間がかかります・・・

でーた
でーた

関数電卓は情報系学部でも重宝しますよ。

ぷち
ぷち

ここでは、私が持っている「カシオfx-375ES A」で説明しますね。

計算モードを「BASE-N」に設定しよう

MODEボタン
ぷち
ぷち

n進数の計算をするために、計算モードを設定しましょう。
まず、MODEボタンを押します!

BASE-Nを選ぶ
ぷち
ぷち

6つの選択肢が出ますよ。

  • 1:COMP(標準計算)
  • 2:CMPLX(複素数計算)
  • 3:STAT(統計/回帰計算)
  • 4BASE-N(n進計算)
  • 5:EQN(方程式計算)
  • 6:TABLE(テーブル計算)
でーた
でーた

を押して「BASE-N」を選びます。

「BASE」とは「基数」のことです。

基数とは
基本となる数のこと
例えば、2進数なら「2」、8進数なら「8」のこと

ぷち
ぷち

「BASE-N」は「n進数」という意味なんですね。

青色の部分の機能が使えるようになります

青い文字が使えるようになる
青色で囲んだ部分の機能が使えるようになります

「BASE-N」を選ぶと、青色で囲んだ、ボタンの上に書かれている文字(機能)が使えるようになります。

A〜Fは16進数で使います。

ボタン上の機能を使うわけですが、あらためてSHIFTALPHAを押す必要はありません。

でーた
でーた

「BASE-N」を選んだ時点で、前回の設定にかかわらず、10進数に設定されます。

「DEC」「HEX」「BIN」「OCT」って何?

DECHEXBINOCT
decimalhexadecimalbinaryoctal
10進数16進数2進数8進数
関数電卓のボタンの順番で
ぷち
ぷち

次のタイミングで、DEC HEX BIN OCTのボタンを押します!

  • これから入力する基数を指定するとき
  • 出力された数値を基数変換するとき
でーた
でーた

実際に問題をやってみましょう♪

n進数に変換してみよう

2進数を10進数に変換

次の2進数を10進数に変換しよう
10101010

BIN10101010=DEC

2進数から10進数へ
ぷち
ぷち

=のあとにDECを押しますよ!

ボタンを押すタイミングを覚えてくださいね。

8進数を2進数に変換

次の8進数を2進数に変換しよう
1734

OCT1734=BIN

8進数から2進数へ

10進数を16進数に変換

次の10進数を16進数に変換しよう
70

DEC70=HEX

10進数から16進数へ

16進数を8進数に変換

次の16進数を8進数に変換しよう
D9

HEXD9=OCT

16進数から8進数へ

計算も

16進数の計算しよう
1F+2

HEX F =

16進数の計算

計算結果は、現在の基数設定で表示されています。

でーた
でーた

これは、16進数の答えです。

ぷち
ぷち

もし、答えを2進数にしたいなら、のあとにBINを押してね。

16進数の計算を2進数に変換

小数、指数部の入力はできない

BASE-Nモードでは、小数や指数部の入力はできません。また、演算結果が小数となる場合は、小数部は切り捨てられます。

CASIO fx‐375ES A 取扱説明書 p.53より
ぷち
ぷち

できないことを知っておくのも大事かも。

まとめ

n進数変換は、自分で計算できなければいけませんが、その答え合わせに関数電卓は大活躍!

関数電卓を使った変換は、意外に簡単ですよね。

でも、キーの押し方が分からないと、いつまでも答えが出てきません(笑)

でーた
でーた

慣れてしまえば、便利ですよ。

あなたの試験勉強にぜひお役立てくださいねヽ(^。^)ノ

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